アンガーマネジメント実践方法

アンガーマネジメント実践方法とは
簡単かつ効果抜群のアンガーマネジメント実践方法

前回に引き続き怒りがテーマの今回は実践できるアンガーマネジメントです。簡単に出来て効果があるものだけ厳選しています。是非日常に取り入れて職場や家庭で安心できる人間関係を築いて下さい。

アンガーは英語で怒りと言う意味です。アンガーマネジメントとは文字通り怒りを管理しコントロールすることを指します。

つい気持ちが抑えられず感情が爆発してしまうのは管理能力に欠けているから?
いえいえ、そう簡単なものではありません。
怒りの感情は脳の扁桃体で自然に起こる闘争・逃避反応です。

アンガーマネジメントの講座を受けたけれど、コントロールできないというのは生きている人間なら自然なことでしょう。

でも、怒りの表現方法を変えることは学べます。また攻撃になってしまうきっかけや頻度は人によって様々ですので、本来怒る必要もないようなことで感情が抑えられない人は深層心理を知って原因自体を取り除くことも可能です。

アンガーマネジメントのメリットとは

アンガーマネジメントのメリットとは、ストレスを減らし心と体の健康を守り、社会生活で欠かせない、人間関係を良くします。
怒りは健全で正常な反応かもしれませんが、コントロールできない感情の起伏が人生を支配し、破壊的で暴力的なものになってしまうと深刻な問題となります。
怒りはその人を破滅へと追い込むだけでなく、その人の周りの人や物にも影響を与えます。

アンガーマネジメント実践方法

効果のあるアンガーマネジメントとは?

感情のボタンを押すような出来事や嫌な人を取り除いたり、避けたり、変えたりすることに使うエネルギーはあなた自身に強いストレスを与えます。
またそれをしようとするなら相手や環境など今の状態に緊張と敵対心を生むことになりかねません。
それは、あなたのストレスを減らすどころか長期的にはストレスを増やすことになることもあるでしょう。

そもそも人を排除したり今の環境を変えたり出来る可能性は非常に少なかったり、後々面倒なことになると分かっているから鬱積した憤りを感じている場合もあります。

アンガーマネジメントでは外に向かうエネルギーを上手に処理して、自分の反応を変えるように訓練します。それにより瞬間的に発する怒りの反応をコントロールすることが可能です。

効果のあるアンガーマネジメントにするために、大きく分けて以下の3つ押さえておきたいポイントがあります。

  • 怒りを引き起こす引き金を減らす
  • 怒りの感情を上手にリリースする方法を学ぶ
  • 生理的な興奮を軽減する

怒りの引き金を解除する

怒りを引き起こす引き金を解除するとはどういうことでしょうか?

例えば、バカにされたと思うことが多い人は自己肯定感が低いことから怒りを感じてしまっているかもしれません。
人のアドバイスや指導を指図されているように感じて怒りを感じるなら、自立心が芽生える幼児期に両親からしてはいけませんと言われることが多く、子供の意識のフラストレーションが潜在意識の中でまだ煮えたぎっていることも良くみられる現象です。
人の行いにイラつく場合、自分自身が親から怒られた経験がそのまま価値判断となって怒りの引き金になっていることも多いのです。

しかし、自己肯定感が上がると人が自分をバカにしていると感じないようになり、自己批判を減らすと人の価値観に対し個人的に捉える事が減り周囲の言動もそれほど気にならなくなります。

このように原因が一つなくなると怒ること自体減っていくので、怒りを減らすために自分自身の気づいていない引き金になっている原因を意識化して防衛反応を変えることで根本に働きかけるアンガーマネジメントが可能になります。
アンガーマネジメントは、なぜ自分がこんなに怒っているのかを知る手助けをします。

怒りをコントロールできるようになるためには、その根本原因を知ること、怒りの引き金になる自分の問題を解決することが要求されます。
潜在意識は自分では全く見えないシャドーとなっていますので、セッションを受けることをお勧めしますが、ご自身でワークする場合は怒りを感じた出来事を綴る日誌を書いて何がきっかけなのか怒りのルーツを探ってみると良いかもしれません。

怒りの感情を上手にリリースする

怒りの感情を上手にリリースする方法を学びコツコツ実践することが肝心です。
怒りのままに表現することはあなたにも大きな打撃を与えます。それは、人間関係で大切な信頼を失ってしまうことです。
普段良いことをしても、相殺されるどころか、普段のあなたは仮面をかぶっていると思われてしまうでしょう。
なぜなら、人に恐怖を与えると人は自分を守るために危険から身を遠ざけるからです。
その意味するところは、あなたを信頼することは危険だと本能的に感じるため、相手も冷静な判断ができなくなるからです。

あまり知られていませんが、感情には依存性があります。
頻繁に怒りに身を任せる人は激しい感情への依存も考えられます。
怒りのエネルギーで一時は生きている感じを味わう、緊張感が過ぎ去ったあとの解放感、不安や不満など自分の問題を考えなくてすむなど激しい感情がもたらす何らかの刺激から依存的傾向になっている場合です。

これらは小さいころ、過酷な環境から身を守るために怒りと快感を一緒に味わうように生命維持のために自然と身に着けたことが大人になっても続いているのでしょう。
これらの解決策が怒りのリリースです。強い感情を上手にリリースすることでこれらの問題を解決することができます。

 

怒りをリリースする方法とは

当サロンで行っている怒りのリリース方法をいくつかご紹介します。

  • タオルを力いっぱい絞って溜まっているエネルギーが体から抜けるまで行う
  • クッションを思いっきり殴る
  • フェイスタオル(ふつうの長いタオル)の端を持って椅子などに叩きつけてバンバンと音を鳴らす
  • 車の中やカラオケ店で疲れるまで思いのたけを叫んで怒りを発散させる
  • ドスンドスンと足で床を鳴らす
  • 怒りのエネルギーを使って精力的に掃除や片付けなどをする

要は怒りもエネルギーなので発散させることがポイントです。
感情が抑えられなくなったら、その場を離れてトイレでタオルを絞りましょう!
そして帰りには車で大声で叫び、家に帰って掃除をしまくりましょう。

怒りの生理的な興奮を軽減する

当サロンではツボを3本の指で軽くたたきながら脳を落ち着かせるエネルギー療法の一つであるEFTタッピングや瞑想、呼吸法を組み合わせてワークしていきますが、最も簡単なのは、なるべくゆっくり吸いゆっくり吐くです。
闘争反応をしずめるために交感神経をオンにするよう体に働きかけます。
ゆっくり呼吸すると体は危険から脱したと判断します。脳を安全だとだますわけです。
ゆっくりした呼吸で少し落ち着いたら胸に手を置くことも効果的です。
その他にも部屋に何があるかをぐるっと見わたすことも脳をだまして安心感を得る方法です。
どれか一つでもお試し下さい。

最後に

自分でもおされられない感情の多くは両親の表現方法を真似たもの、或いは求めても得られなかった痛みと悲しみがあります。
心の奥に巣食っている子供のころの心の傷が怒りとなって表れている場合は癒されるまで続きます。インナーチャイルドの癒しが必要な怒りは深い悲しみと不公平感が根底にあり、怒りは心の叫びなのです。
アンガーマネジメントの効果が得られない方が本当に必要なのは自分に寄り添うことかもしれません。
当サロンの感情のコントロールは心の癒しと脳科学に基づいた方法でアンガーマネジメントを行います。
怒りを癒して平和な心を取り戻したい方はお気軽にご相談ください。

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