マイナス思考で悩んでいませんか？
終わったことをクヨクヨ悩む、明日の発表会やプレゼンが上手くいかなかったらどうしようと心配しても仕方ないことに心を痛める、彼氏、彼女に心変わりされて嫌われたら？
過去のことを悔やんだり将来のことを悩んだりしてしまうマイナス思考。
今日の幸せへの一歩はマイナス思考の原因を理解して、どのようにしたらそれが治るのか、マイナス思考を克服する方法についてです。
あなたが本来のあなたらしくなるためにマイナス思考について、深く探求していきましょう。
マイナス思考の原因は大きく分けて3つあります。
- 人間の生体的システムからマイナス思考として現れる
- 育った環境と経験からマイナス思考になった
- 遺伝的要素
3つの原因が混ざり合い個人特有のマイナス思考、ある一定の条件下でマイナス思考になるなど独自の消極的な考えに囚われます。
1.人間の生体的なマイナス思考
原始時代のＤＮＡ遺伝子
人類は元々マイナス思考の遺伝子が受け継がれている説です。
研究結果から、人は一日のうち75％はネガティブな考えを持つと言われています。
例えば、99人に褒められても、一人から気になることを言われたら、その一人の言ったことに悩む傾向があるのはマイナス思考特有のものではないことを示しています。
マイナス思考の原因は進化の過程から生まれました。
原始の時代は注意深い性質を持った人のほうが生存率が高かったため、ＤＮＡに注意深い遺伝子情報を持つ人間が生き残っている、とする説です。
茂みを見たらトラが潜んでいるかもしれないと疑い危険を回避する道を選ぶ、日照りが続きそうなら水辺の近くの安全な仮屋を見つけておく、このような心配の種を先に見つけて対処できた人々の遺伝子が受け継がれているのです。
マイナス思考は生存に欠かせないものだったと言えます。
脳の構造上のしくみ
人は脳の構造上マイナス思考になりやすくなっています。
マイナス思考を変えたい人にとってマイナス思考があるから物事が上手くいかないと思うかもしれません。
意志や考え、気持ちなど思考やマインドで物事を自分が望むように向けたいと悩みを持ちますが、心と体は別々で機能しません。体と脳は常に密接に関係して的確にあなたの感情を表現します。
例として新聞の悩み相談記事で見た人間関係を取り上げましょう。
人に良い印象を持ってもらいたいために嫌なことも進んで行い、それでも人から軽んじられていることに悩んでいるお話でした。
これは報酬を期待した行為であるにもかかわらずその報酬が得られていないジレンマを表しています。
脳には報酬を得ることでドーパミンという幸福感を感じるホルモンがあり、このホルモンが不足すると高揚感を持つことが出来なくなり不満を感じます。人はなぜ自分が不満を持っているのか理解できません。すると、自分の何かが間違っているのではないか、感謝しない相手が礼儀知らずだからだ、と原因を外に求めます。
このようにマイナス思考の一部は生理現象によって起こります。
感情によってもマイナス思考は気づいている以上に刺激されます。
馴染んだ仕事で新しい社長が就任し全面的に方針転換することになった話を聞いた場合、今よりしんどくなるのではないかと心配し、嫌な部署へと配属されるのでは？最悪自分の仕事がなくなりリストラ対象になるかも？と一瞬頭をよぎったとしましょう。
体はその感情の振れに正確に反応します。
体は固くなり、呼吸が浅くなります。
神経系からその時起きている体の反応が脳へと伝えられ脳は緊急事態が発生したと受け取ります。
すると脳はさらにストレスホルモンを全身へと流し緊急事態に備えるように胃腸の活動をストップさせ瞬時に逃げるか戦うかの状態へと導きます。
この脳の部分は過去の出来事が蓄えられている脳の部分と繋がっていますので、過去の嫌な出来事や避けたかった事の記憶なども呼び起こしマイナス思考として強烈に現れます。
認識している考えや感情よりも体の方が正確に心を反映しています。マイナス思考を変えようとすることよりも体の反応を観察して変えるとより早く克服することができます。
自分の強みを知る方法とは？
2.育った環境と経験から来るマイナス思考
育った環境について私の話しを例としてお話します。
昨日出かけるときです。
「寒いから、人が急に出てくるから車の運転に気をつけなさいよ。」と母が言います。思わず笑ってしまったのですが、笑った理由は、母の話は年がら年中危険なことばかりなのです。
夏には暑いから人が急に出てくるかもしれないから気をつけて、と言い、春には桜で人の出が多いから気を付けないといけないらしく、雨の日は前が見えづらく、晴れの日は自転車が危ないらしいのです。
このように、出かけるたびにこれだけよく危険なことが思い浮かぶな～～と驚くほどのバリエーション。
引寄せを実践していたころは母のこの心配症が余計危険を引寄せそうで喧嘩にもなりましたが、私も成長し、相手の言動を自分の望みと一致させようという隠されたコントロールはあまりなくなり、母の愛情の表現方法だと軽く受け流すことにしています。
このようにあらゆるところからトラが出るぞ！と育った私がマイナス思考から逃れる術はありません。
先の心配事を想定することで身を守ることこそ人生を幸せにすると無意識に信じていました。愛情とは人の心配をすることだとも信じていましたし・・。
マイナス思考は過去の嫌な経験を避けるため、将来の危険を避けるために発達させた考え方ですが、実生活以外でもニュースやＳＮＳで危ないことや将来を不安に思うような出来事を報じられていて、どこでもドアならぬ「どこでもトラ！」は脳のストレスホルモンをずっと体に流すことになります。
その結果、心身障害のみならず、胃腸障害、免疫系統疾患、癌さえもがマイナス思考が原因の一つだとされています。
育った環境、そして感情的に受け止めきれなかった過去の出来事（トラウマ）もマイナス思考が発達した原因となります。
3.遺伝的要素のマイナス思考
マイナス思考の大きな原因の一つは感情的なトラウマです。
マイナス思考だと思っていることは実は感情的なトラウマであることが多く、本来は分けて考えるべきなのですが、素人には見分けがつかないためマイナス思考の原因として列挙しました。
最近の研究からトラウマは数世代遺伝することが分かっています。遺伝子情報として残し、危険から逃れる子孫繁栄の戦略から来るのですが、マイナス思考は先祖代々受け継がれた信条や思い込みとして発展し、世界は危険なところだと無意識で信じていることの表れである場合もあります。
遺伝子として組み込まれたマイナス思考。
そのマイナス思考を変えられないと悩むことはむしろマイナス思考を強化してしまいます。
次の方法を試してあなたに合った改善方法を見つけましょう！
マイナス思考をプラス思考にする4つの克服方法
マイナス思考は無くなりません！！
え～～っ、でも克服できるんじゃないの？！と嘆くなかれ。
マイナス思考は無くなりませんが、克服は出来ますのでご安心を。
マイナス思考は今や自分の足を引っ張るものかもしれませんが、以前はとても役に立っていたはずです。
私なんて・・、と自己評価を低くすることでがっかりすることから避けて通れたし、どうせ私には縁のないことだから・・、と考えることで新しいことに挑戦せずに今いる馴染んだ世界を守り安全に感じることが出来たのです。
これは誰にもある生き残るための方法でマイナス思考はある時点まで私たちのためになりました。
しかし、進化とはもう使えない過去の代物を変えること。
今新しい方法を取り入れながら古いもの、マイナス思考を変えるときが来たということです。
マイナス思考は無くなりません。なぜならすでにあなた独自のマイナス思考は脳にインストールされあなたの脳回路と神経系に刷り込まれ発達したからです。
経験は強みです。なので、マイナス思考をどのように強みに変えるかであなたらしいプラス思考を発達させていくのがマイナス思考を克服する方法となります。
1.プラス思考を入れる
ネガティブ思考を変えるには一つのマイナス思考につき3～5つのポジティブ思考を入れなければならないという研究結果があります。
マイナス思考が浮かんだら、すぐにプラス思考を3～5個考えるという方法です。
例）
私は不器用だ→お箸は器用に使えるから私は器用なところもある。
器用ではないかもしれないが、頑張り屋さんだ、など。
2.マイナス思考を止め深呼吸する
体から変化を促すことでマイナス思考を変える簡単な方法の一つが深呼吸です。
マイナス思考に気づいたら穏やかに考えるのを止め深呼吸をしましょう。
脳の中で人それぞれ考えるときに通る脳回路があります。
マイナス思考になった時、同じ回路を通るので、まずは回路を違うところに繋げるために穏やかに思考を止め深呼吸をする、を習慣化するように訓練します。
克服する方法と聞くと何かを成し遂げなければならないような気がしますが、これは、体から信号を送り脳の回路を変えるシンプルかつ効果的な方法なのです。
3.マイナス思考の仲間とは距離を置く
習慣とは怖いものでマイナストークをする仲間と会うと前の自分に戻りマイナス思考に喜びを感じます。脳は習慣化したものを快適だと感じるのです。
マイナス思考から脱出するには数年かかるかもしれません。私の場合はプラス思考をどのように身につけるか語ってくれる人がいなかったため手探りで自分なりの方法を試して5年ほどかかってしまいました。
この中のいくつかを実践すると数年もかからないかもしれませんが、マイナス思考の仲間と会うとまた一から始めないと脳がマイナス思考に戻ってしまう可能性が高くなります。そのためマイナス思考の仲間とはプラス思考に転じるまで距離を置くことをお勧めします。
4.マイナス思考にホ・オポノポノ
感情的なトラウマが誘発されるとマイナス思考になってしまうのですが、私は専門家なので自分のマイナス思考に気づいたらいろんな方法でマイナス思考を変えていきます。
その一つが誰でも簡単にできるホ・オポノポノです。
ホ・オポノポノとは、「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を唱えるハワイの浄化方法です。マイナス思考になった時、自分に対してこの四つを唱えます。
私の場合はこのように使っています。
マイナス思考で自分を傷つけていることに「ごめんなさい」「許してください」
自分に対して「愛しています」
愛と許しを受け入れている自分に「ありがとう」
この4つの言葉を使ってあなたなりのバリエーションを作り使ってみましょう。
最後に
ブログを書くときに最も力を入れていることがあります。
誰もが自分自身を傷つけるような考えを意識あるいは無意識に持っています。私はブログで心と脳、そして体の自然なシステムがあり、クライアント様や読者の皆様が自分の気に入らない考え方を性格だとして厳しい目で自分を見ないで欲しいという意図をもって投稿しています。
エゴが求める自己満足ではなく、自分をいたわり愛し、自分に優しくなればなるほど他人への愛も深まります。
マイナス思考はあなたを守ろうとしているあなたの味方です。どうやったら今後マイナス思考があなたのために働いてくれるでしょうか？
人と同様に、心からマイナス思考に「ありがとう、感謝しています」と伝えることです。
マイナス思考が本来の目的あなたの幸せのために貢献するように働いてくれます。
あなたがあなたの愛で、満たされますように！
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