緊張と不安 リラックスできない理由

緊張の原因
なぜ緊張するの?リラックスできない原因

社長や目上の人と一緒だと緊張して頭が真っ白になることがありますね。試合や発表会など人前に出るときには緊張するのが当たり前だと思います。何年も参加しているPTAでも自然と体が小さくなり目立たないように構えている人、異性と話すと緊張してコミュニケーションがとれない、それどころか、常に緊張している人もいます。
常に自分が緊張していることにさえ気付いていない方も多いはずです。心と体は繋がっています。しかし、体の声に耳を傾ける人はどのくらいいるでしょう?実は気づいていないだけで、あなたの体はいつも緊張しているかもしれません。
気付かないなら問題ない??残念ですが、体は心の声の反映。たまりたまってあなたをいつか苦しめる原因になるかもしれません。
いつかではなく、もうすでに、あなたの抵抗力を下げ病気を招き、心の弾力を奪っているのが緊張かもしれないのです。
心と体の健康、そして人間関係を向上させるためにあなたの今の状態を確認して改善しましょう。
いつも緊張している人で体が弱かったり、心と体の健康を崩していたりする方など、緊張をほどくと改善が期待できます。
さあ、今からあなたの体の声を聴く探索に出発です!

リラックス度合イメージ画

まずは、早速自己チェック!あなたのリラックス度をはかってみましょう!

今あなたの体はどうなっていますか?

  • 肩は固く締めて上がり気味になっていませんか。
  • 顎はかみしめていませんか。舌や唇はゆるんでいますか?固く緊張していませんか。
  • 足や腕を組んでいませんか。
  • 眉間にしわをよせていませんか。
  • 息は深くお腹に入っていますか。それとも浅く胸で息をしているでしょうか。

これらの質問はあなたの緊張度を測るものですが、腹式呼吸で深く息が入り、体の緊張があまりないならストレスが少なく、良い状態だと言えるでしょう。
質問の多くに当てはまるなら常日頃あるいは最近何か心配事やストレスがたまり緊張しているようですね。

あなたの知っている人でこんな人がいなかったでしょうか?
肩がガチガチにこっているのに、肩こりなんてなったことがない、と言う人。
よく怒る人が自分は今まで怒ったことがないと信じている人。

肩がこったら分かるでしょう~~、怒っていることに気づかないなんてないよね~と思いますよね?
しかし、いつも肩がこっていたら、それが普通の自分で、怒りを怒りとして認識していなかったら自分が怒っていることに気づかなかったりします。

体の緊張やストレスも同じです。常に体が緊張していても意外に気づいていない人も多いようです。
体はとっても正直です。私たちは自分を欺くことが出来る(表面的には、自分に言い聞かせると言うのでしょうが・・)と信じていますが、体には深層心理で思うこと、考えることが現れます。

緊張のメカニズム

不安や心配、疑いなど緊張は何らかの外の権威や脅威に向けて構えているサインです。
深層心理を明らかにして理解を深めると緊張が解かれるきっかけになります。
なぜなら、緊張は、過去の嫌な体験を追体験しないように常に身構えて戦闘態勢や逃げる準備を整えているからです。

しかし、常に緊張しているなら外の状況と全く関係なく戦ったり逃げたりする準備を常時していることになりとてもエネルギーを消費しています。
人前に出て発表するなど、いつもしないことで緊張するのは誰にでもある反応です。
しかし、例えば、異性と話すと緊張するとなると、異性は人口の半分ですので、かなりストレスとなりますね。
緊張は過去の追体験から身を守ろうとして構えているので、緊張の原因は過去の嫌な経験から身を守ろうとしていることになります。

男性なら、
子供のころ母親のコントロールが非常に強く、女性と話すと責められるような気がして緊張する。
あるいは、多感な学生時分に女子にからからかわれた。
異性から自尊心を傷つけられた、などの経験が緊張の原因かもしれません。

表面的には感じていないけれど、深層心理では人が恐いと感じている場合もあります。
学校も職場も人との交流なしでは生きていけません。ですので、人が恐いと思う気持ちは抑圧して感じてはならないので、体の締め付けで感情が動かないようにしていることもあります。
このように緊張は社会生活でうまく機能させるために生きていく知恵でもあるのです。

しかし、困難な状況になった時、普段の癖の緊張が非常事態をもたらします。
日頃の緊張で心も体もエネルギーもすでにスタミナ切れのあなたの心と体は悲鳴を上げることでしょう。・・(´;ω;`)ウゥゥ
神経が高ぶった状態にいるので、ちょっとした相手の言葉から感情が爆発してしまったり、頭が真っ白で考えることができなかったりします。

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緊張の中にあるあなたの恐れとは?

緊張は突然やってくるものではありません。長い時間をかけて蓄積されていくものです。
もし、あなたが常に緊張した状態で生活しているのであれば、自分自身に問いかけてみましょう。

  • 何がその緊張を引き起こしているのか?
  • 体は何から逃げようとして準備しているのでしょうか?
  • どんな嫌なことがまた起こると思っているのでしょうか?
  • 緊張はどのようにあなたの役に立っていますか?逆に、心と体にどのような悪影響を与えていますか?

思い出してください。あなたは身を守ろうとして体を固くしているのです。
恐れは、今は未知の恐怖でしかないでしょうが、恐れを直視することで、怖がっているものが実は絵に描いたトラで、本物のトラではないことに気づかされます。
セラピーの素晴らしいところは、恐れの克服こそが、真のあならのすばらしさに気づかされるステップだからです。

なぜ緊張するの?

神経系は記憶の達人です。生きていると嫌な経験は誰にでもありますよね。
嫌な経験をした時に、神経系が「警戒すること」を覚えると、似た状況だと感じるだけで「あの嫌なことが来るかも!!」と準備します。
それが習慣となって外の脅威がない時にも体の「締め付け」=「緊張」がおこります。

全ての嫌な経験が体の締め付けになるわけではありません。
小さなトラウマ体験の積み重ねが原因です。
神経系は、1日の中でストレス反応と鎮静反応を繰り返しますが、トラウマ体験があると、神経系は違う働きをみせます。
トラウマの影響は、神経系の自己調整能力を超えて、働き続けるところにあります。
ストレスな体験が神経系の限界を超えてしまうと、神経系は “オン “のスイッチが入り“オフ”に切り替えられません。

このように神経系が過剰に刺激されると、不安、パニック、怒り、多動、落ち着きのなさなどの症状が現れます。
これが闘争・逃走モードです。
ある神経系は“オン”、他の神経系は正常範囲を下回り、”オフ “に固定してしまいます。
許容範囲を下回ると、抑うつ、疲労、断線、無気力などの症状が現れます。
このようにトラウマ体験や心理的にショッを受けた影響でオンとオフのどちらかに長く留まることもあれば、その間を行き来することもあります。

あなたの緊張はこのようなあなた独自の習慣化したシステムを持っていませんか?
例えば、おじいさんが、怒りっぽくて小さいころ「恐かった」なら、その歳位の男性が大きな声で話しているのを聞くと体が固まる反応がおきます。
もしかしたら、社長にあって緊張したり、目上の人の前では自分の意見が言えなかったりすることさえも、何らかの幼かったころの心理的トラウマやショックが関係しているのかもしれません。

抑うつ、疲労、断線、無気力などの症状について

 

危険に対して「警戒」する必要がないにもかかわらず、体の締め付け=緊張がある場合は過去の経験が感情的に処理されるまでは、神経系が警戒を続けることになります。
このような状況が慢性化し、神経系が疲弊してこの状態を維持できなくなった時には一種の保存的なフリーズやシャットダウンを起こします。
エネルギーを維持するために、無感覚になることで、疲労感を軽減するのです。
エネルギーは急激に低下しますので、うつ的な症状や憂鬱な気分になります。
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緊張と不安のイメージ画

リラックスは不安を増す??

リラックスしようとすると不安になりませんか?
安心してください。それはあなただけではありません。
誘導瞑想などリラックス効果が高いワークは、多くの人にとって素晴らしいものです。
しかし、逆効果になることもあるのです。
不安を感じやすい人の多くは、リラックスしようとしてもできない、または効果がないように感じます。
リラックスしようとするからこそ、不安が急激に増大するからです。

体の締め付けは感情が出ないように働きかけているのですから、リラックスすると締め付けがなくなり、抑圧した感情が表面化しようとします。
抑圧している感情の表面化はあなたを不安にするため、緊張から解放されることが困難となります。
不安に敏感な人ほど、リラックスすると不安になるので、まずは不安に対するセラピーが必要です。

当サロンが提供するセラピーや、ヒーリングで、まずは不安を改善しながら、体と心の締め付けている原因となっている怒り・不安・悲しみなど抑圧していた感情を開放していきませんか。
感情の解放は人間関係の悩みの改善や体の不調や痛み、健康増幅も期待できます。

緊張がもたらす良い効果ってあるの?

緊張は悪者?
いえいえ、緊張には良い効果があったので、無意識に活用している人も多いのです。
一つは、抑圧している感情が出ないように、社会生活に適応させるために生き残る戦術であることが分かりました。
緊張で悩んでいる方はうすうすそれが社会人となった時むしろ逆効果に働いていることに気づいているのではないですか?

その他にもあなたを緊張させる原因の「不安を持つ」ことがもたらす良い点があります。
それは、悪いことが起こったときの衝撃を緩和することや落ち込みを避けるために、意図的に自分を不安にさせることです。
実際には役に立たないと頭では分かりますね。
しかし、心配しがちなことのほとんどが起こらないことを考えると、脳は「心配して起こらなかったのだから、心配し続けるべきだ」と学習したのかもしれないということです。
言い換えると、心配したから心配事が起こらなかったと脳が成功体験として誤認識して成功体験を繰り返しているということ。
或いは、心配事が起こらなかったことで得た解放感がネガティブな喜びとして脳が記憶して、事あるごとにネガティブな喜びを再現しようとしているかもしれないのです。

緊張が続く深層心理をみてみましょう。
ショックなことが起きてネガティブな感情が急激に高まることを恐れ、リラックスした状態にいるよりも、ネガティブな感情に居続けて強いショックを避けるために、心配することを選んでいるかもしれません。

このような、大きな変化が起きた時に不安になったり圧倒されるのを防ぐために、日々不安なままでいる戦術は本当に役に立っているのでしょうか。
残念ながら、何も起きていない時にずっと不安を感じて、不安に身を置き、本当の不安を克服しようとする試みは逆効果です。
緊張のメカニズムで学んだように、緊張は戦うか逃げるかモード。
ずっとこのように緊張で来るか来ないか分からない危険に備えると心も体も疲れ切ってしまいます。
ですので、実際には人生の変化を受け止め経験させた方がはるかに健康的で、よりよい選択ができるのです。

そのほかにも、
人には「何かを習得したい」という欲求があります。
休みたいという気持ちがあっても、がんばる事をやめると、何かを習得しているような気がしなくなり、気持ちが落ち着かなくなることもあります。
また、誰でも子供時分には親から愛されたいと願い親の愛を得るために期待されたように振舞います。
その親に気に入られたいがため、未だに無意識で理想の自分、完璧な存在を追求していて、がんばってしまうのかもしれません。

「完璧」に振舞おうとしても、わがままな自分勝手なエゴが存在しています。
自分はごまかしきれないので、このような見たくない/人に見せたくない自分が出ないように緊張している場合もあります。
見たくない/人に見せたくない自分は子供のころの傷ついた経験と因果関係があり、癒しを求めているあなたの一部です。
これは大人の意識からではなく、子供の意識から発せられていますので、ありのままでは愛されないと思い込んだ傷ついたインナーチャイルドを癒すセラピーをお勧めしています。

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緊張のもたらす悪影響

【精神的な問題】

緊張がもたらす精神的な問題として、自分の思考、感情、行動をコントロールすることができなくなってきます。
慢性的なストレスは、扁桃体の樹状突起が拡大し、前頭前野の樹状突起が萎縮します。
ストレスがなくなれば、前頭前野の樹状突起は再生しますが、ストレスが非常に強い場合には回復能力が失われます。
緊張を続けるとの不安障害につながる可能性があります。
扁桃体はストレス反応と大きな関わりがあります。特に「恐怖情動」と深い関係があり、私たちの記憶と結びついています。
扁桃体が興奮・活性化しやすくなってしまうほど、自分の思考、感情、行動をコントロールすることができなくなります。

【健康&体の痛み】

筋肉の緊張による肉体的な障害は体全体に影響を及ぼします。
緊張型頭痛も片頭痛も、肩や首、頭の部分の慢性的な筋肉の緊張が関係しています。
腰や上肢の筋骨格系の痛みは、ストレス、特に仕事上のストレスとの関連が指摘されています。
慢性的な緊張状態が続くと、体は常に「闘争と逃避」の状態になり、その結果、頭痛、消化器系の問題、高血圧などの症状が出てきます。
慢性的な痛みの原因となる怪我がありますが、慢性的な痛みに悩まされるようになるかどうかは、怪我をした人がその怪我にどう対応するかで決まることがあります。
リラックスやその他のストレス解消法は、筋肉の緊張を和らげ、頭痛などのストレス関連疾患の発生率を下げ、幸福感を高める効果があることがわかっています。
また、慢性的な痛みを抱えている人の場合、ストレスを解消することで気分や日常生活の機能が改善されることがわかっています。
緊張を放置し続けると、さらには、身体的にも大きなダメージを受けます。

【人間関係】

緊張はすでに糸が張り詰めている状態なので、ちょっとしたきっかけで感情が揺れる、あるいは爆発してしまい、人間関係がつらくなりがちです。緊張は相手の潜在意識に伝わります。
緊張した同士ならそれほど感じないかもしれませんが、緊張しているのが伝わりますので、親密な関係を築く妨げになることがあります。
また、緊張は心理的な壁になり、相手に間違ったネガティブな無言のメッセージを送ってしまうかもしれません。
ショックな出来事を避けるための戦略が、ショックな出来事をかえって引き寄せているのです。

リラックスのイメージ

最後に

10年以上ヒーリングやいろんな療法を試しているのに、心の辛さや体のしんどさが改善しない方は、緊張をときほぐす当サロンのセラピーをお試し下さい。特に苦手感がある方はぜひチャレンジしていただきたいと思います。

良い人ほど、カウンセリングを嫌がるようですが、当然だと思います。
嫌なところを見せたくないから良い人なのですから。
かつての私も同じで、自分のネガティブなところを人に打ち明けるなど信じられない気持ちでした。
こんな風に言ったらなんて言われるだろう!そう思う自分は子供の意識から来ています。
親に怒られ、無視され愛されるに値しないと信じているインナーチャイルドが、ありのままを批判された痛い心の傷から相手の反応を恐れているのです。
あなたは傷ついた子供のあなたを無条件で抱きしめてあげられますか?
どんなネガティブな部分があっても、すばらしいところがたっぷりあるあなたの良い部分にも目を向けてあげられますか?

バーバラ・ブレナン氏のガイドのへヨアンはこのように言います。愛するが故、美しい地球の痛みを私たちがそれぞれ受け入れて、それを癒すために、自ら心の傷をつくる、と。

神様が、宇宙が、創造主が人間の中にネガティブな種を植えたのは、無条件の愛を学ぶためだと思うとどうでしょうか。

無条件の愛を経験するため、あえて見たくない自分、愛せないような面があるのなら、あなた自身を目一杯愛してあげられませんか。
100%受け入れるのは難しいかもしれません。でも、受け入れたいと心から願うことで、インナーチャイルドは安心して私の成長と共に歩みを止めないでいてくれるのです。
見たくないあなたを恐れていても大丈夫、不安を感じながら恐れとともに歩みを始めてください。
あなたの不安を楽にするセッションをお試し下さいませ。

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