親密さへの怖れと愛せない悩み

#親密さへの怖れ
親密さへの怖れや愛せない悩みを解決するためのブログ

恋愛が怖いと感じたことはありませんか?異性が怖いと思っている場合も、より深く自分の感情を探っていくと親密さに対する怖れや、愛を怖れている感情に気付くかもしれません。なぜ私たちは恋や愛に切なる憧れを抱き同時に愛や恋愛、親密さを怖れるのでしょうか?

社会心理学者エーリッヒ・フロムは著書愛するということ」でこのように言います。「人は愛されないことを恐れているが、ほんとうは、無意識のなかで、愛することを恐れている」

愛を求めているあなたにも一歩踏み込む勇気がない方も、心当たりがありませんか?
フロムはもっと愛するように私たちに語りかけます。
「愛するということは、なんの保証もないところに行動を起こすことであり、こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、全面的に自分をゆだねることである。愛とは信念の行為であり、わずかな信念しかもってない人は、わずかしか愛することができない」

私たちは多くの心の傷をもっています。過去に嫌な思いをした経験から同じような傷を負わないように自分を守り、同時に社会性や関係にバランスを取って最善を尽くそうとしています。
フロムの言うように愛に全身全霊捧げることは不可能だとしても毎日一歩ずつ心を開き親密さや人を愛するレッスンを学び豊かに生きられるにはどうすればよいでしょうか?

愛せない原因 幼児期の影響

思春期の失恋や恋愛経験、友人関係で傷つき親密さを怖れるようになったと感じている人も、実は私たちの行動や考え方は7歳までの経験や教育、TVや環境から得たものが元となっています。
想像してください。あなたはまだ1~2歳で愛もエロスも喜びも分離していません。生きることが喜びです。両親を求める行為と愛は一つです。
あなたは愛に心を開きぬくもりを求めて必死で親のもとに歩いていこうとします。
たまたま、親はトラブルに見舞われていて振り返ってあなたを見る目が怒りでいっぱいです。あなたは立ち止まり怯えます。息を止め逃げるまたはフリーズ(硬直)の状態になるのは強いストレスがかかっていることを示します。
幼児は自分を守るすべを持たず経験もないので、敵意あるエネルギーを感じると自分に向けられたものなのかどうか判断ができません。
何度かこのような経験をすると無防備に愛することに怖れを感じるようになります。防衛反応から相手の様子を見て行動することが自分を傷つけない方法だと認識します。

特に親から虐待を受けた記憶がなくトラウマは人ごとだと思っていても、幼い子供にとっては大人とは違う認識を持つこととなり親密さに対する恐れは、無邪気に愛を求めて恐怖を味わったほんの小さな経験から端を発しているのかもしれません。

犬にかまれた人はかむことが出来ない子犬にも嫌悪感を持つことがあります。犬はすべて危険だと認識したためです。幼児は論理的に物事を把握できないので、愛は怖い経験として脳に刻み込みます。
大人になってもその記憶は生き続けます。
人生には友人とのいさかいや恋愛問題など失望する経験は山ほどあり、親密さへの怖れは年々増す場合があります。そうなる愛せない悩みや親密さに対する怖れを解消するための取り組みが必要になるでしょう。

トラウマは胎児のころから始まります。両親のストレスの影響で胎児がトラウマになるブログもご参照ください

親密さに対する怖れの影響

親密さを求めながら親密さを怖れる心境、愛せない悩みは自分が傷つかないように防衛していることが原因です。
元々脳は現状維持を安全と捉えていますので、より良い状態になるよりも悪くならない方を選びます。
人が変わりたいと願いながら変われないのはそのせいです。恋愛や親密さならなおさらの事ですね。
親密さは、傷つき、怒り、喪失感、拒絶感などの感情をかきたてるためリスクを冒してまで恋をしようとしないでしょう。心の底では本当に恋をすることを恐れながら、同時に傷つかないように相手が自分を心から愛してくれるように望みます。
それがお互いに溝をつくっている原因なのですが、親密さに対す怖れがあることを認識していないと、相手の問題や自分の魅力が足りないからと表面的な問題にとらわれ相手を変えようとして操作する、或いは、自分の振る舞いや相手を魅了する方法を探そうとするかもしれません。

私たちは一人一人特有の防衛方法を持っています。これらの防衛は、安全や安心という誤った幻想を与えてくれるかもしれませんが、決して最も望む愛や親密さを得ることはできません。
愛や親密さは私たちの心や感情から発せられるもので相手からもたらされるわけではないからです。

親密になれない6つの原因

1.潜在意識の私は愛されないというイメージ

潜在意識にある「私は愛されない」というイメージがムクムクと頭を持ち上げ愛を拒絶する
幼少期のつらい経験や親の批判的な言動や態度などから自分は愛される価値がないと思い込んだ過去の傷が痛むため、その傷に触れないように愛を拒絶します。自尊心の欠如が愛せない問題として現れます。
無意識ですが、自分は価値のある存在だと潜在意識に感じられない場合、自分を大切にしてくれる人がいると信じられません。親密さに対する怖れや愛せない解決策として、まずは自己愛を育てましょう!

その他にも、恋愛によってエネルギーが高まってくると、抑圧していた「私は愛されない」感情が表面に現れやすくなります。
すると、自分に対する内なる批判的な言葉や思考を否定するように、批判的な自分の部分を攻撃する内なる分離が起こります。
それが外への葛藤として相手への不信感や相手を愛せないことに転嫁されるかもしれません。相手があなたを愛し評価してくれてもあなたの方は不快感や防衛反応が強くなります。
自分を愛してくれる人に興味を示さない人は内なる葛藤を探してみましょう。

2.親密さへの怖れと脳の関係

親密さへの怖れと脳の関係
前述したとおり、脳は今までなじみのないことに恐怖を感じます。
脳は生命を守ることを第一とするからです。
新しい恋愛は未知の領域です。足場がないところに放り出される感覚は脳には、不快感として感じられるかもしれません。
ましてや相手がいて、どのように反応するか分からず、あなた自身も必ず何らかのリスクを取るように迫られます。
親密さへの怖れは自然であり、怖れがあることを理解すると相手を拒絶する前に自分自身を立て直す心の余裕がうまれます。

3.過去の心の傷が親密になることを怖れる

過去の心の傷が親密になることを怖れる
新しい愛はあなたの心や行動を変えてくれると最初は感じるかもしれませんが、あなたの言動は脳の記憶からもたらされます。
歩き方でさえも人は皆独特の形があるように、あなたの考え方や言動は過去とそれほど違いません。
人が変わっても同じような結果に終わるゆえんはここにあります。
同じ考え方や言動はなぜ親密さを妨げるのでしょうか?それは、過去の嫌な思い出や心の傷によって脳に刷り込んだ愛のイメージがあり、新しい関係でもそのイメージが再現されるからです。
特に過去に心の痛手を負った人は、親密な関係になると、傷ついたり、拒絶されたりした経験や怒りや裏切りといった古い感情が呼び起こされるため、親密な関係を怖れます。
早く解決したい方は当サロンみか月と三ツ星の過去の傷を癒すセラピーがおススメですが、ご自身で解決を望む方は脳のしくみのブログをご参照ください。

4.本当の親密さや愛は失う怖れをかきたてる

本当の親密さや愛は失う怖れをかきたてる
全身全霊で恋をすることを躊躇するのはいずれ必ず訪れる失う悲しみとそれに伴う大きな痛みです。
親密さや愛は心を開いた状態です。喜びもひとしおですが、悲しみもまた大きなものになります。
私たちにとって大切な人であればあるほど、その人を失うことを恐れます。
失う恐怖は誰もが避けられない死と関係しているため、その恐怖に圧倒されないように、表面的な問題に集中したり、問題をあえて引寄せたり、相手を責める事で関係が続かないように無意識で操作します。
本当のスピリチュアルな成長は見えない神聖な存在を自分の中に見出すことで失うことは何もないことを知っていくプロセスです。

心の平安と自己愛を育むには過去の心の痛みを癒す事も必要です。
自分の中に葛藤を抱えていてはスピリチュアルも今この瞬間と分離して統合されることはかないません。
失うことへの恐怖心は付け焼き刃では解決できない問題ですが、日々の訓練で怖れていても前に進むことが出来るようになります。
親密さへの憧れを強めることで失うことに向かう心の焦点を変えて、喪失を考える頻度を自然と減らしていくことも効果的です。

5.温度差の違いで親密になれない

温度差の違いで親密になれない
相手が積極的で、自分はまだ気持ちが定まらず揺らいでいるときは相手を傷つけるかもしれない罪悪感から親密さを拒否することがあります。
潜在意識のどこかに結果的に相手の気持ちに応えられない時相手から受けるかもしれない非難や誹謗中傷が怖いと感じているのかもしれません。

自分自身でさえも日によって温度差があり、相手に対して好意を持つ時もあれば、怒りや苛立ちを感じてしまうこともあるでしょう。
実は、恋愛というのは、その時々で気持ちが揺れ動くアンバランスなもので、相手に対する気持ちは、常に変化します。親密になれない真の問題は何かを考えてみましょう。
相手のどこか引っかかることがあるのでしょうか?
それともいつも同じようなパターンがあって、相手との温度差の違いで自分に好意を抱いている人を遠ざけてしまうのか、自分の気持ちが揺らいでしまい早々に別離を選んでしまうのかを分析してみましょう。
自分の問題の場合はほんの少し心を開いてみるとどのような変化があるのかを探りながら自分が出来る範囲で親密さを深めてみることをおススメします。

6.親密さは大人になり自立する怖れと関係する

他人との親密さは家族から旅立ち真に自立する怖れと関係します
家族以外と深く繋がりを持つような人間関係は、大人になることの究極の象徴で自立した個人として人生を歩み始めることを表しています。
この別れは心の自立であって物理的なものではありません。本当に家族を手放すということではないのですが、感情的なレベルで手放すきっかけになるため、もしかしたらあなたの家族の誰かが他人や恋愛で相手との関係を希薄にするような考えを植え付けていたかもしれません。
これは無意識で行われ家族の人は良かれと思っていて本人はベストを尽くして家族を守ろうとしているのです。ですので、もう大人になったあなたは家族の人を責めることは止めて自分の人生に責任を持ち自立に向かって進みましょう。

また思春期になり異性に興味を持ち始めると親が冷やかしたり、干渉してきたりすることで恥を感じた経験が親密になれない原因になっている場合もあります。
だれしも個として自立を妨げられた経験は多少なりともあるでしょうから、親密さを考えるとき家族との繋がりが切れてしまう怖れや恋愛をすることに罪悪感を持っているなら、自分自身に自立して良いという許可を与えてあげましょう!

ソウルメイトと結婚したい方への記事:
ソウルメイトとは?

まとめ

誰かと親しくなったときに自分から関係性を壊して傷つくパターンを持っている人も少なくありません。
自分が破壊的になるきっかけや行動の裏にある親密さへの怖れを知ることで対処することも出来るようになります。
あなたには現状を変える力があり、あなたらしい真の友愛を育む価値のある存在です。

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