ADDとADHDの改善方法について

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薬以外でADDやAHDHを改善する方法について

ADHDや学習障害に対する解決策は簡単!?
大人と子供の注意欠陥生涯・多動障害、ADD・ADHDは治るのか?

注意欠陥・多動障害、ADD・ADHDは改善できても治らないと言われているようですが、トラウマを神経系から改善しているアメリカのセラピストはADD・ADHDは治すことができると言います。
そこで今日は海外で紹介されている大人と子供両方に効果が期待できる注意欠陥・多動障害、ADD・ADHDを改善する簡単なエクササイズ方法をご紹介します。

免責・注意事項
・当サロンは医療機関での注意欠陥・多動障害、ADD・ADHDの診察や薬物治療を止めることを勧めていません。
・神経系の問題は本人が気づいていないトラウマが影響していることがあります。その場合、エクササイズで感情的な反応が出る場合がありますので、お一人でセルフワークする場合は無理をせずあくまで自己責任で行って下さい。
・またお子様の場合は無理強いすると悪化する可能性もあるかもしれませんので、楽しく遊びながら行って下さい。
・良くなる前に、一時期悪化し、もっとひどくなるようなことがしばしば見られます。
・それらも踏まえ、ブログの内容に関してはあくまで自己責任でワークを行って頂くようお願いいたします

ADDとADHDの治療方法としてアメリカの一部ではハイハイが取り入れられています。
ハイハイはADDやADHDの治療だけでなく、多岐にわたる用途に使われています。
それは、運動能力の向上からストレスマネージメント、脂肪燃焼運動までです。
なぜハイハイはADD及びADHDの治療に使われているのでしょうか?

ADD及びADHDの治療としてのハイハイ

ADD及びADHDは神経発達障害と呼ばれます。

神経系の発達のアンバランスが症状の原因なので、未発達の神経系を使ってバランスを持たせるためのトレーニングとしてハイハイを勧めています。
ハイハイをするトレーニングは子供だけのものではありません。大人のADHDにもハイハイするエクササイズが効果的です。
また、ハイハイの効能は神経系の改善だけでなく、脳の働きを良くし、運動能力を高め、精神的な面にも効果が期待できます。ハイハイは不安やストレスなどの解消にもおすすめのエクササイズです。

ADDとADHDの原因-ハイハイ不足

ADDとADHDはハイハイ不足が原因だという研究結果があります。
インディアナポリス大学のオデル教授とクック教授は、ADHDや学習障害のあるほとんどの子どもは、乳児期にハイハイをあまりしていないことを発見しました。赤ちゃんがハイハイをするのは、平均して6ヶ月以上と言われています。

ハイハイをあまりしなかった、もしくは、ハイハイの時間が短かった場合、上半身と下半身を独立して使えるようにする対称性緊張性頸反射が未熟になり影響を及ぼします。

約6ヶ月以上のハイハイで、子供が自分自身で首、腕、脚をコントロールすることができるようになり、対称性緊張性頸反射が統合されることで、子供はじっとしていることができるようになるのです。
これは、集中力を高め、学習に必要なさまざまなスキルを身につけることにも関係します。

ミリアム・ベンダー博士が行ったある研究では、学習障害のある子どもや大人の75%に対称性緊張性頸反射の未熟があり、それが障害の一因になっていることが明らかにされています。

ハイハイが短くなる要因として、歩行器、ブランコなどの活用があるとも言われています。

ハイハイ不足の見分け方

ハイハイは、乳幼児の脳の発達にとって大変重要です。
ハイハイ不足はまっすぐ座るのが困難、正座ができない、箸や鉛筆を正しく持てない、多動やそわそわする、失読症や学習障害に至るまで、さまざまな形で影響が出る可能性があります。

ハイハイ不足の例

  • 学習や読書が困難
  • 多動、そわそわする
  • 不器用
  • 注意力の低下
  • 手と手、目と手、足と手など、他の身体部位を協調させることが困難
  • テーブルや机でうつむく
  • 情報処理がゆっくり
  • テーブルや机に座っているときに足を床につけておくのが困難
  • 筋肉が弱い
  • 割座/女の子座りをする

ハイハイを実際にやってみよう!

供大人にかかわらず、滑る床でズリバイと言われる腹ばいになった状態のハイハイを実際にしてみると神経系に問題があるかどうか明らかだと言います。

実際私も試してみました。
ブログを書き進めるにしたがってハッとすることが何度もありました。
私は、超敏感なHSP、正確には私の場合は敏感体質に加え他人のエネルギーを取り込んでしまうエンパスなのですが、ADHDに似た症状がたくさんあったからです。

しかし、じっとしていられない体質だけれども、実際は頑張ってじっとしていられたし、忘れ物はあまり無かったし、飽き性ですが、今は長く続けることも出来ているからADHDではないのかもしれない・・・。

そんなことを、思いながらズリバイをやってみると、思った通り、結果はやはり・・うまくできません。
高齢者の母は上手に床を進んでいくのに。

母の方が非常に厳しいトラウマを経験したのに、ストレスに過敏なのはむしろ私の方です。

今回の結果で、母はハイハイの時期を十分過ごし、神経系に問題がないためストレスにも強いのだと気づきました。

私のハイハイの時期を聞いたところ、覚えていないけれど、当時住んでいたところが親戚の離れを借りていて狭かったのでハイハイをあまりしていなかったのかもしれないと言うことでした。

ダンスも10年以上続けていて、ヨガやピラティス、太極拳もやっていてもズリバイができないとは!!

2日間数分行うとすぐに上手にはなりましたが、新しい神経回路を作るにはある程度の期間が必要です。
ズリバイともう少し高度なハイハイで続けていこうと思っています。

もう一つ良いことがありました。
お通じが良くなったことです。また、夜も寝やすいように思いました。

AHDHとHSPとの区別

ADHDは、不注意・多動性・衝動性を特徴とする神経発達障害である一方、HSPは、環境や社会からの刺激に対してより敏感に反応する特性を持っています。
HSPやトラウマだけでなく、ストレスなども神経系に強い影響を及ぼします。私よりもトラウマ体験が強かった母の方がストレスに耐性があるのも神経系に関係しているのかもしれません。
次回投稿するトラウマとADHDについて詳しく掲載します。

ハイハイで脳が育つメカニズム

ハイハイは、神経細胞の成長を促し、神経細胞間の結合を強め、脳の両半球を発達させ強化します。
ハイハイをすればするほど、洗練されたハイハイへと進化していきます。
手と膝をついて、手と腰は動かさず足を後ろに引きずりながらする、ズリバイを経て、スムーズにハイハイをすることができるようになるのです。
このように高度に協調した動きをマスターすることで、脳内のつながりがより整理されます。つまり、ハイハイは、集中力や記憶などに必要な機能を発達させるのに役立つのです。
ハイハイをすることで、赤ちゃんの目は遠くを見たり、手元に視線を戻したりする訓練ができ、両眼視が発達します。
赤ちゃんは、自分が行きたい場所を視覚で判断し目と手を連動させることで行きたい場所に向かって進みます。
手と目の連動がうまくいかないと、文字が読めなかったり、文字が反転したり、字が書けなかったりすることもあります

大人のためのハイハイ

大人のハイハイ運動のメリット

  1. 神経系を発達させる
    ハイハイは赤ちゃんだけのものではありません。ハイハイでは体の両面を連動させ背骨を動かすよいエクササイズになります。背骨には多くの神経が通っています。新しい運動パターンを始めると、神経系は新しい結合を構築しますので脳にも良く、神経系を発達させる大変良いエクササイズです。

  2. 筋力トレーニングとコンディショニング
    ハイハイはスポーツ選手から交通事故のリハビリまで医療センターなどでも幅広く取り入れられています。
    ハイハイは理学療法として使われてきましたが、今では体力強化やフィットネスのために取り入れられているそうです。
    膝を床から離して四つん這いになる方法では、体幹の筋肉が活性化され、バランス感覚を整えます。
    一般的には肩回りと肩甲骨、そしてお尻の筋肉に効果のあるエクササイズです。

  3. 中枢神経系をリセットする
    ハイハイは、中枢神経系をリセットして、赤ちゃんのときに覚えた運動パターンを再確認することができます。

    *ハイハイ運動に否定的な意見
    ハイハイ運動が中枢神経系をリセットするという意見に対し否定的な見解もあります。中枢神経系をリセットする主張を科学的に裏付けるにはさらなる研究が必要だとする医師もいます。

  4. 前庭感覚の向上
    ハイハイは運動神経だけでなく、バランス感覚や空間把握に関連する前庭系にも効果が期待できます。前庭感覚を鍛えたい場合は、頭を上げて、呼吸を整え意識を集中してエクササイズしましょう。

  5. 頭脳(ワーキングメモリー)の向上
    バランスに集中するような動作は、ワーキングメモリーを向上させるそうです。
    18歳から59歳の成人65人を対象に、3つのグループに分けて、ワーキングメモリーの向上に最も効果がある方法が何であるかを確かめる実験をしました。
    ヨガのクラス、2時間教室で新しい情報を学ぶクラス、バランスをとりながら自分の動きに合わせ手や足など体の位置を考えなければならないハイハイや、木に登ったりするタイプの様々なダイナミックな運動を2時間するグループです。
    結果は、ダイナミックな運動をしたグループだけワーキングメモリーの改善がみられたそうです。

ハイハイの方法

ハイハイ運動のやり方

大人のためのハイハイには色んなやり方があり、赤ちゃんのように手と膝をついてする以外に、つま先を立てて、地面から膝を上げて進む方法もあります。
またヨガのダウンドッグのような形で前や横に進むハイハイスタイルもあります。

*膝、手首、肩、首に痛みや問題がある場合は、ハイハイ運動は不向きです。ハイハイは痛みを悪化させることがあります。

下記のYouTubeでは色んな方法のハイハイが紹介されています。自分に合った方法を探してみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=kjFb40DwwLs

 

ハイハイ運動の正しい形とフォーム

ハイハイする準備に次の3つのことに注意しましょう。
*床から膝を離して四つん這いをする時には肩や腰を痛めないよう特に注意が必要です。

1.手と膝をついたら、手首を肩の真下に、膝は腰の真下に置き長方形のテーブルのような形をとる。
*手を広げすぎたり前に置きすぎたりしないようにします。

2.お腹を引っ込め背中を平らにして、膝を地面から適度に離します。

3.背中が下に落ちてしまわないよう水平に保ちながら、反対側の手と足を5~8㎝程度前に動かして、這うように歩きます。
*右手と右足、左手と左足を同時に動かして前に進まないように気をつけましょう。

最後に

ADHDに悩みを抱えているご両親やご本人のために少しでも役に立つような情報を投稿しました。
親も人間です。愛する子供のためでもやはり毎日のこととなるとつい辛くあたってしまうこともあるでしょう。ADHDの症状に思いやりをもって接するためのパパやママのサポートセラピーをご提供しています。お子様をサポートするにはご両親のストレスを少なくすることが肝心。
日常で実践出来る方法などもご紹介しながら、不安や怒りをポジティブなエネルギーに変えるお手伝いをいたします。

ご本人がADHDやその症状に似た問題でお困りの場合も、マインドフルネスなどを使って自分自身に気づきをもたらし、思いやりを育てるセラピーをご提供しています。
お気軽にご相談ください。

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