スピリチュアルからみる完璧主義|心・身体(からだ)・エネルギーから読み解く
【執筆】Yayoi(サロン「みか月と三ツ星」主宰)
不安や生きづらさを抱える方へ、16年間エネルギーヒーリングと心理・神経系のワークを提供しています。(兵庫県たつの市 / 全国オンライン対応)
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心理学的な視点では、完璧主義は「自分を守るための心の仕組み」として説明できます。
失敗しないように頑張ること、期待に応えようとすること、周囲から認められるために努力すること。こうした行動の背景には、過去の経験から身についた心のパターンが関係しているケースも少なくありません。
しかし、完璧主義を心の働きだけではなく、エネルギーやスピリチュアルな視点から見つめていくと、これまでとは違った側面が浮かび上がってきます。
それは、心の奥にある「魂のテーマ」が、完璧主義という形で表れていることがあるという視点です。
「なぜ私はこんなにも頑張ってしまうのだろう」
「なぜ手を抜くことが怖いのだろう」
「なぜ人よりも責任を背負ってしまうのだろう」
頭では「もう頑張らなくてもいい」と分かっているのに、身体の力が抜けない。本当は疲れているのに休めない。自分だけでなく、周囲の人にも「もっとちゃんとしてほしい」と厳しくなってしまう。
こうした状態をスピリチュアルやエネルギーの視点から見つめると、心理だけでは捉えきれない深い学びが見えてくることがあります。
この記事では、完璧主義を心・身体・エネルギー、そして魂のテーマという視点から見つめながら、スピリチュアルからみる完璧主義についてお話しします。
完璧主義の心と身体に起きていること
完璧主義というと、「何でもきちんとやりたい性格」と考えられがちです。
しかし、その内側では、失敗しないように常に気を張っていたり、周囲からどう見られるかを気にしていたり、「正しくなければならない」と自分を厳しく律していることがあります。
こうした状態が長く続くと、心だけでなく身体にも緊張が残り、力が抜けにくい傾向が強まります。
たとえば、肩や背中に力が入りやすい、呼吸が浅くなる、身体は休んでいるのに頭だけが働き続ける、疲れていることに気づきにくいといった状態です。
身体心理学の分野では、こうした慢性的な身体の緊張と心の防衛との関係が考えられてきました。アレクサンダー・ロウエンは、身体の緊張や姿勢、呼吸などと心のあり方との関係を「キャラクター構造」として捉えています。
そのキャラクター構造の一つに、身体を硬く保ち、自分をコントロールすることで傷つくことを避けようとする「リジット(硬直型)」があります。
ここでいう「リジット」は、完璧主義そのものを意味するものではありません。
ただ、完璧であろうとすることで自分を守り、身体にも強い緊張が残っている状態をエネルギーの側面から見ていくと、「硬く身構えて自分を守る」という特徴と重なる部分があります。
バーバラ・ブレナンのエネルギー心理学では、こうした防衛のパターンの一つを「リジット防衛(Rigid Defense)」として捉えています。
ここからは、リジットという専門用語そのものを中心にするのではなく、完璧主義の心や身体に起きていることが、エネルギーの視点ではどのように見えるのかを見ていきます。
完璧主義をスピリチュアル・エネルギーの視点から見ると
完璧主義の人が、いつも同じエネルギー状態にあるという意味ではありません。
失敗したくない、批判されたくない、という気持ちが強くなったとき、心だけではなく、身体やエネルギーフィールドにも「硬さ」や「緊張」が表れます。
次にその状態を詳しくみていきましょう。
外側に「硬い壁」を作るように自分を守る
完璧主義では、怖れから自分の外側を強く整えようとする傾向があります。
バーバラ・ブレナンのエネルギーの考え方では、傷つくことから自分を守ろうとすると、オーラの外側が硬く閉じたような状態になると捉えます。
外からの批判や否定を受けないように自分を守る一方で、周囲からの優しさやサポートまで受け取りにくくなってしまうおそれもあります。
「人に頼るより、自分で何とかしたほうが安心する」という感覚にも、こうした心と身体の防衛が深く関わっているのです。
周囲の評価や「正しさ」に意識が向きやすくなる
完璧主義になると、「自分がどう感じているか」よりも、「周りからどう見えるか」「正しくできているか」という外側の基準に意識が引っ張られがちになります。
「これで大丈夫だろうか」
「もっとちゃんとしなければ」
「こんなこともできない自分はダメなのではないか」
そうやって自分を外側から評価し続けていると、自分の内側にある感覚から離れていきます。
エネルギーの視点では、意識やエネルギーが自分の中心から離れ、外側へ向かいやすくなった状態として捉えることができます。
自分という感覚が分かりにくくなる
完璧であろうとする力が強くなるほど、「正しいか、間違っているか」「できているか、できていないか」という判断が優先されることがあります。
すると、たとえば以下のような、
- 本当は疲れている
- 本当は嫌だと感じている
- 本当は助けてほしい
- 本当は別のことをしたい
といった内側からの小さなサインが聞き取りにくくなっていくのです。
バーバラ・ブレナンのエネルギー心理学では、その人の内側にある、より深い本質的な部分を「コアエッセンス(Core Essence)」と呼びます。
コアエッセンスは、評価されるために作った自分でも、失敗しないように身につけた自分でもありません。その人本来の、深いところにある変わらない本質を指します。
完璧であろうとすることに意識が向きすぎるあまり、外側の基準を優先してしまい、本来の自分の感覚から離れてしまうケースは少なくありません。
身体にも「力が抜けない」状態が残る
「ちゃんとしなければ」と頑張り続けていると、身体にもその緊張が残り、無意識に力が入り続けることがあります。
肩や背中、胸、骨盤周辺などに力が入りやすくなったり、呼吸が浅くなったり……。
。あなたの身体も、休ませているつもりなのに緊張が抜けにくくなっていませんか?
また、完璧にできない自分や周囲の人に対して、強い苛立ちを感じてしまう瞬間はないでしょうか。
「どうしてちゃんとしてくれないの?」
「どうして私ばかり頑張らなければならないの?」
という気持ちの奥には、自分自身に課している厳しい基準が隠れているのかもしれません。
このように、完璧主義は思考だけの問題ではなく、心・身体・エネルギーが互いに影響しながら続いているパターンとして見ることもできます。
完璧主義の奥にある本質|コアエッセンスとコアライト
では、完璧主義によって自分の内側とのつながりが弱くなったとき、その奥には何があるのでしょうか。
バーバラ・ブレナンのエネルギー心理学では、コアエッセンスとともに「コアライト(Core Light)」という概念が重要になります。
コアライトは、HECS(Human Energy Consciousness System|ヒューマン・エネルギー・コンシャスネス・システム)の最深層にある私たちの存在の核である「コアスター」から放射される光として説明されます。
簡単にいうと、私たちが本来持っている神聖性、創造性、生命力の純粋な輝きです。
コアエッセンスが「その人本来の変わらない本質」だとすれば、コアライトは、その本質から湧き出る神聖な光や創造的な生命力そのものです。
完璧であろうとする意識が強くなるほど、内側の声よりも外側の基準に引っ張られやすくなります。
その結果、自分の中にあるはずの喜びや創造性、生命力を、いつの間にか十分に感じられなくなってしまうのです。
スピリチュアルな視点では、完璧主義をゆるめていくことは、単に「頑張らなくなる」ことではありません。
自分の奥にあるコアエッセンスやコアライトとのつながりを取り戻し、本来の自分が持っているものを自然に表現していくこととも考えられます。
完璧主義の奥にあるスピリチュアルなテーマ
完璧主義の人の中には、もともと美しさ、調和、誠実さ、正しさ、責任を大切にする思いが強い人もいます。
その人の持ち味である素晴らしい資質が、「完璧でなければならない」という形に偏ることで、自分自身を苦しめてしまうのかもしれません。
たとえば、誠実さが「絶対に間違えてはいけない」に変わる。
責任感が「全部自分が背負わなければならない」に変わる。
美しさや調和を大切にする気持ちが、「少しでも乱れていると許せない」に変わる。
本来は自分の中にある大切な資質が、恐れによって硬くなってしまうのです。
その意味では、完璧主義を手放すことは、自分の良さを失うことではありません。
むしろ、完璧であろうとすることで固くなっていた部分をゆるめ、本来持っていた良さを自然な形で取り戻していくこととも考えられます。
「完璧にする」ことから「信頼する」ことへ
完璧主義の奥には、「自分がきちんと管理しなければ、物事はうまくいかない」という強いコントロールが隠れていることがあります。
もちろん、責任を持って行動することは大切です。
しかし、すべてを自分の力で整えようとすると、人生には必ず存在する「自分ではコントロールできないもの」と戦い続けることになります。
スピリチュアルな視点では、ここに一つの魂の学びを見ることができます。
「すべてを完璧にしようとするのではなく、不完全な世界と自分を信頼していくこと」
自分にできることを丁寧に行いながら、それ以上のことまでコントロールしようとしない。失敗や不完全さがあっても、「それでも大丈夫」と自分を信頼していく。
そうした感覚を少しずつ育てていくことも、完璧主義の奥にあるテーマの一つと言えるでしょう。
完璧主義がゆるむと、自分らしさが表れはじめる
完璧主義がゆるんでいくと、単純に「何でも適当になる」というわけではありません。
むしろ、これまで完璧であろうとするために使っていた力を、本来の自分らしさのために使えるようになっていきます。
誠実さや責任感を、無理なく生かせるようになる
「きちんとしなければ」と自分を追い立てなくても、もともと持っていた誠実さや責任感はなくなりません。
むしろ、恐れから頑張るのではなく、「大切だからやりたい」という自然な動機から行動できるようになります。
周囲と比べるのではなく、自分の感覚を信頼できるようになる
人からどう見られるかではなく、「私はどう感じているのか」「私はどうしたいのか」に少しずつ意識を戻せるようになります。
正解を探し続けるのではなく、自分の内側にある感覚を頼りに選択できるようになる──これこそが、本当に大きな変化です。
コアエッセンスを輝かせ、自分らしく生きる
「こうあるべき」という基準に合わせるために使っていた力を、自分本来の質を表現するために使えるようになることは、コアエッセンスとのつながりを取り戻していくことでもあります。
すると、自分の中にある誠実さや創造性が開花し、それを自分らしく自然に表現できるようになるでしょう。
コアライトという「自分の神聖な光」を感じられるようになることは、完璧であろうとする緊張から離れ、自分の存在そのものを信頼して生きることに他ならないのです。
完璧でなくていい|自分らしさを取り戻す
ここまで見てきたように、完璧主義の奥にある魂のテーマは、自分の内側にある本質を理解し、自然な形で表現していくことです。
完璧であろうとすることから、完璧ではない自分でも安心して存在できる感覚へ。そこに少しずつ移っていくことが、本来の自分とのつながりを取り戻す一歩になります。
そして、これまで完璧であろうとするために使っていた力を、自分らしく生きるために使えるようになったとき、誠実さや責任感、丁寧さといったあなたの良さも、無理なく生かされていくでしょう。
一人で変えようとしなくても大丈夫|心・身体・エネルギーから自分を見つめるサポート
完璧主義の背景には、考え方だけではなく、身体に残っている緊張や、自分を守ろうとする深いパターンが関係していることがあります。
そのため、「もっと頑張らないようにしよう」「完璧を目指すのをやめよう」と頭で考えるだけでは、なかなか力を抜けないこともあるでしょう。
当サロンのセッションでは、お話を伺うだけではなく、心や身体の反応、エネルギーの状態にも丁寧に目を向けながら、自分の内側にある本質を少しずつ取り戻していきます。
完璧主義を無理に手放そうとするのではなく、その奥にある自分自身とのつながりを丁寧に見つめる時間です。
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